インフィニティ、可変圧縮エンジンの詳細を発表

公開 : 2016.08.15 04:50  更新 : 2017.06.01 01:27

日産のインフィニティ・ブランドは、可変圧縮比を実現する世界初のエンジン、VC-Tユニットを2018年に発表する予定だ。

新開発の2.0ℓ4気筒ガソリン・ユニットは、「ディーゼル並みの環境性能とV6エンジン並みの出力と滑らかさ」を標榜するもので、事実上、同ブランドの現行V6エンジンと入れ替わる新世代ユニットということになる。

7シーター・クロスオーバーのグローバル・モデルとなるGX80に初採用されてデビューを飾り、その後Q30およびQX30といったコンパクト・モデルにも搭載すると考えられる。ただしエンジン自体のワールド・プレミアは、この10月に開催されるパリ・モーターショーの予定だ。

インフィニティの開発部門によると、このターボ・ユニットはおよそ274ps、39.8kg-mを発揮する一方、同性能のガソリン・ユニットと比較して27%も環境性能を向上している。つまり、2.0ℓディーゼル・ユニットに匹敵する経済性を実現しているのだ。

また、NVH性能についてはガソリンV6ユニット相当の静粛性を確保し、製造コストに関してはユーロ6対応の一般的なディーゼル・エンジンよりも安価になると考えられている。

VC-Tユニットはパラレル燃料噴射システムを採用しており、ひとつが直噴で、もうひとつがポート噴射となる。これにより、一般的な燃焼サイクルと燃費重視のアトキンソン・サイクルを切り替えることができるのだ。

さらに圧縮比は8:1の高出力仕様から、14:1のエコノミー仕様へシームレスに変更することが可能だ。

これは、コンロッドに接続されたアクチュエーター・アームを機械的に動作させることで実現するという。このアームは、エンジン・ブロック側面にマウントされたモーターによって作動し、これによりリンクを持ち上げることで圧縮比を変更することができるのだ(画像参照)。

インフィニティのエンジニアは、1998年から開発を進めてきたこのシステムだが、環境性能をさらに10%向上させるために改良を続けると話している。


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