フォード・レンジャーM-スポーツ3.2 TDCi

公開 : 2016.08.17 05:40  更新 : 2017.05.29 18:53

サスペンションの変更がなされたことでハンドリングは改善されたものの値段が高い点が懸念事項。

■どんなクルマ?

M-スポーツ社の拠点はイングランドのコッカーマスにあり、元ラリーストのマルコム・ウイルソンが経営している。同社はこのたび、フォード・レンジャーのトップ・グレードにモディファイを施した。

英国内のショールームにこのクルマが並べられるのは来月とのこと。3.2ℓディーゼルに6速ATを組みあわせたグレードの価格は£35,995(469万円)+付加価値税。

■どんな感じ?

アメリカにはフォード・ラプターと呼ばれるピックアップがあり、オフロードの走破性とSUV顔負けのオンロード・マナーが特長である。そしてこれこそが、レンジャーM-スポーツの目指す立ち位置である。

レンジャーM-スポーツはラプターほど大きくはないが、それでも全長は5.4mあり、重量は2.2トンとなる。ヨーロッパを走るには大きすぎるほどだ。

そのためエンジンは200psと48.0kg-mを生みだすことが必須条件となった。結果的に0-97km/h加速タイムは11秒を切り、48-113km/h加速も11.7秒という好タイムを記録した。十分に速いといっていい。

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