フェイスリフトしたメルセデスCLA、詳細情報

2016.08.25

2013年から販売され、4ドア・クーペとシューティング・ブレークというスタイリッシュな外観が好評なCLAシリーズが、フェイスリフトを受けて新たに発売された。

今回の変更ではエクステリアを現在のメルセデス・デザインへ改めると共に、走行状況や天候に応じて配光を自動で切り替えるLEDパフォーマンス・ヘッドランプを全グレードに採用し、ダイヤモンド・ラジエーター・グリルが標準装備となった。

リア回りではテールパイプと一体化した新デザインのバンパーを採用し、LEDコンビネーション・ランプのデザインも刷新している。またボディ・カラーには、新たにカバンサイト・ブルー(ダークブルー・メタリック)が追加された。

インテリアでは8インチに拡大されたワイド・ディスプレイが全グレードに標準装備となった。このディスプレイにはAppleのCar PlayおよびGoogleのAndrid Autoに対応しており、ケーブルで接続すればハンズフリーでの通話や、スマホのナビの表示、Siriを使った検索も行うことも可能だ。このほか細かなところではメーターの指針をレッドに変更し、視認性を高めている。

メルセデス・ベンツの基本理念である安全運転支援システムにも抜かりなく、アクティブ・ブレーキ・アシスト、アテンション・アシストを標準装備とし、渋滞追従機能を備えたディスタンス・パイロット・ディストロニック、ブラインドスポット・アシスト、レーンキーピング・アシスト等を含むレーダー・セーフティ・パッケージがオプションで設定されている。

ラインナップは4ドアクーペとシューティング・ブレークで共通で、122psを発揮する1.6ℓターボ・ユニットを積むベース・グレードのCLA180と、パワートレインはそのままに内外装にAMGデザインを採用するとともにメモリー付きフルパワーシート(運転席)、左右独立のクライメイト・コントロールが標準装備となるCLA180 スポーツを用意。

一方CLA250シュポルトには、218psを発揮する2ℓ直列4気筒ブルーダイレクト・ターボ・エンジンが採用され、俊敏性と快適性を両立させる減衰力を可変するアダプティブ・ダンピング・システムを備える。

駆動方式はCLA180がFFのみ、CLA250は4WDの4マティックだけの設定となり、CLA250の前モデルに用意されていたFFモデルは消え、わかりやすい展開となった。

ラインナップには量産4気筒ターボ・エンジンとして世界一パワフルな381psを発揮するAMG製2ℓユニットを搭載する、メルセデス-AMG CLA45 4マティックが4ドア・クーペとシューティング・ブレークに設定されている。 このほかフロント/サイド・スカートやホイールなどの純正アクセサリーを組み込んだ赤いCLA180スポーツも展示された。各タイプの価格は以下の通り。

CLA180:3,790,000円、CLA180 スポーツ:4,350,000円、CLA250シュポルト4マティック:5,790,000円、AMG CLA45 4マティック:7,730,000円。

CLA180 シューティング・ブレーク:3,950,000円、CLA180 スポーツシューティング・ブレーク:4,510,000円、CLA250シュポルト4マティック・シューティング・ブレーク:5,950,000円、AMG CLA45 4マティック・シューティング・ブレーク:7,890,000円。

発表会の会場ではメルセデス・ベンツ日本がサポートする鹿屋体育大学自転車競技部に贈られるCLA180スポーツ・シューティング・ブレークのサポートカーが披露された。

あわせてCIEL BLUE KANOYAからリオ・オリンピックに挑んだ塚越さくら選手も駆けつけ、応援してくれたことへの感謝の意を伝えられた。

text & photo:Kazuhide Ueno (上野和秀)

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