ルノー・トゥインゴ・インテンス

公開 : 2016.09.17 05:50  更新 : 2017.05.29 19:22

  • 前席はヘッドレスト一体型。リアエンジンの遮音を考えた選択だ。室内長は先代比+230mm広げた。

  • こちらはハードトップのリア。この頁の360度画像の方は、キャンバストップ仕様の後席からの眺めで、トップ収納機構が備わるため頭上スペースが70mm低くくなっているのが分かる。

それにもうひとつ、山間のワインディングロードを攻めるような際のコーナリングがどうなのか、それも未知数ではある。けれど、ポルシェをはじめとする様々なリアエンジン車に乗ってきた経験からいえば、リアエンジンは適正にドライビングすれば想像するほど危ないものではなく、むしろコーナリングが愉しいと書いておこう。

■「買い」か?

この3代目ルノートゥインゴ、ターボエンジンと6段EDCの組み合わせを持ち、アロイホイールやオートエアコン、クルーズコントロールやバックソナーなどを標準装備した上級モデルと思われるインテンスと、その電動キャンバストップ仕様の2モデルが、9月15日に正式発売された。プライスは前者が189万円、後者が199万円というものだ。

今日のクルマとしては極めてレアなリアエンジン・レイアウト、実用上充分なパフォーマンス、軽妙なスタイリング、それに軽快感とソフトさが際立つ独特の乗り味。そういった、今どきの実用車としてはかなり独特な部分に惚れ込んだり、賛同したりできたりした個性派には、トゥインゴは間違いなく「買い」のクルマといっていいだろうと思う。

限定発売を告知すると同時に完売したというMT仕様も、来年には日本で正式発売される予定なのに加えて、スポーツモデルの登場も噂されているから、そっち系に興味をお持ちの硬派も、目が離せないクルマだといえる。ブルーメディテラネという濃い目のブルーに2本のホワイトストライプを走らせてR8ゴルディーニを気取る、なんていうのもアリな、興味深いルノーの登場である。
 

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ルノー・トゥインゴ・インテンス

価格 1,890,000円
全長×全幅×全高 3620×1650×1545mm
ホイールベース 2490mm
乾燥重量 1010kg
エンジン 直列3気筒ターボ897cc
最高出力 90ps/5500rpm
最大トルク 13.8kg-m/2500rpm
ギアボックス 6速エフィシエント・デュアルクラッチ
サスペンション マクファーソン・ストラット / トレーリングアーム
ブレーキ ベンチレーテッド・ディスク / ドラム
タイヤ 5J x 15 + 165/65R15 / 5.5J x 15 + 185/60R15
燃費(JC08モード) 21.7km/ℓ


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