とうとう姿を現した、BMW新型8シリーズ

公開 : 2016.09.20 04:50  更新 : 2017.12.14 12:31

BMW 8シリーズの復活を告げる開発車両がスパイショットに収められた。

新たな8シリーズは、2018年のデビューが予想されており、7シリーズの2ドア・クーペ・モデルにあたる。つまり、4シリーズと3シリーズと同じ関係を持つことになるのだ。

8シリーズには、クーペとコンバーチブルがラインナップされる予定で、2018年に生産を終える6シリーズ・クーペの(間接的な意味合いにおける)後継モデルということになる。よって、その翌年に6シリーズ・コンバーチブルも、8シリーズ・コンバーチブルと入れ替わる見込みだ。

そして、6シリーズのグラン・クーペも同時期に生産を終えるのだが、どのモデルとリプレイスされるかは確認がとれていない。これについては、新型の6シリーズ・グラン・クーペが登場するという憶測もある。

一方で、5シリーズGTは来年終盤に6シリーズGTと交代になり、関係筋によると一層スリークでスポーティな外見になるとされている。

6シリーズのクーペおよびコンバーチブルは、生産終了を最後にラインナップを外れるわけではないようだが、BMWは直接的な後継モデルを導入するべきかどうか考えあぐねている。

BMWに近い関係者によると、2018年に登場予定の8シリーズは、Sクラス・クーペおよびベントレー・コンチネンタルGTとライバルになるモデルであり、車両価格も競合的な水準になるという。

また、8シリーズにはこれまでの情報にもある通り、7シリーズの部分自動運転テクノロジーといった最新技術が投入される見込みである。

今回のスパイショットでは、車体の大半をタイル柄にカモフラージュされた開発車両がキャッチされており、その全長が具体的に判断できる。それに、キドニー・グリルがワイドになっているのも見て取れるだろう。

偽装は手が込んでいるし、今後スタイリングの変更がくわわる可能性も十分にあるが、フロント・ヘッドライトは上向きに反った造形になり、台形のエグゾーストがスリムなリア・ライトの下に配されているのが分かる。

7シリーズと非常に近いモデルとなることから、エンジンは共用すると考えられる。そうなると、プラグイン・ハイブリッド仕様のiパフォーマンス・モデルや、3.0ℓ直6ディーゼル、4.4ℓV8のxDriveがラインナップされる可能性が高い。さらには、モデル末期にV12仕様が登場することも考えられる。また、モデル名もこれまでのルールを踏襲し、最初に登場するのは830dになると考えられる。


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