フォルクスワーゲンIDコンセプトをパリでワールド・プレミア

公開 : 2016.09.29 19:00  更新 : 2017.12.14 12:31

フォルクスワーゲンはパリ・モーターショー直前にEVモデル、IDコンセプトを発表した。

2020年の生産を目指したモデルで、170psの電気モーターを持ち、1チャージで400kmから600kmの航続距離を持つとされる。

このコンセプト・モデルは、これまでのフォルクスワーゲンとはまったく異なるデザインで、エアロダイナミクスを限りなく追求していることは、スムーズなボディ・パネルやフラットなドア・ハンドルから明白だ。エンジンを持たないため、フロントにはグリルがなく、短く急傾斜のボンネットと長いウインドスクリーンも特徴のひとつ。また、パノラミック・ルーフの後ろにはこれも空力的な効果を狙ったルーフ・スポイラーが付与される。

フォルクスワーゲンはその内部を公開していないが、フローティング・ヘッドレストを持つ4シーターであることが判る他、多角形型のステアリング・ホイールも見て取れる。

フォルクスワーゲンによれば、このIDコンセプトは、2025年には自動運転に対応する予定で、この多角形のステアリングはマニュアル・モードの時のみ必要になるという。

このIDコンセプトのデザイン・ファクターは、今後のフォルクスワーゲンのEVモデルのDNAとして使用される。

ちなみに、ベースとなるアーキテクチャーは、EVの共有プラットフォームとなるMEBとなる。


▶ 2016 パリ・モーターショー

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