フォルクスワーゲン、2017年型ゴルフを発表

公開 : 2016.11.11 04:50  更新 : 2017.06.01 00:34

2017年型のフォルクスワーゲン・ゴルフが発表された。スタイリングの変更とインテリアのアップグレード、新開発の1.5ℓ4気筒ターボ・エンジンが最新型のトピックである。

価格はまだ公表されていないが、搭載装備のレベルアップにともない、現行の£17,625(236万円)から高くなる見込みだ。

デザイン

デザインの変更点はエクステリアのマイナーチェンジに限られる。

フロント部ではバンパー、グリル、エアダクトが変更され、グラフィックが改良されたヘッドライトとLEDデイライトおよびLEDメイン・ビームが新たに装備されている。

さらにホイールと外装色の追加も行われた。

テクノロジー

マイナーチェンジの大きな変更点はインテリアで、ドアトリム、ダッシュボード、センターコンソールが変わっている。

ほかのフォルクスワーゲン同様に、高解像度12.3インチ・アクティブ・インフォ・ディスプレイがオプションで選択できるようになった。

これは、クラシック、燃費と走行距離、エフィシエンシー、パフォーマンス&ドライバー・アシスタンス、ナビゲーションという5つの情報を扱うものだ。

これ以外にも新型ゴルフには、最新世代のフォルクスワーゲン・オンライン・サービスが採用されている。改良型のApp Conectは最新世代のApple CarPlayとAndroid Auto、MirrorLinkに対応した。

ほかにも様々な運転支援システムが追加され、トラフィック・ジャム・アシスト、エマージェンシー・アシスト、レーン・アシスト・プラス・ACC、シティ・エマージェンシー・ブレーキング・システム、フロント・アシスト・ファンクション、パーク・アシストといったものが搭載される。

パワートレイン

進化を遂げた1.5ℓガソリン・エンジンの搭載が明らかにされたものの、それ以外のガソリンおよびディーゼル・ユニットに関する発表は見送られた。

まず、グループ内ではお馴染みのEA211 1.2および1.4ℓガソリン・ターボが、現行の1.2TSIと1.4TSIと入れ替わる形で採用される。

新開発の1.5ℓ4気筒エンジンは、1.5TSIエボという2台の新モデルに搭載されるもので現行EA211の進化版である。

これはアウディの2.0ℓ4気筒ユニットとエンジニアリングを共有し、ミラーサイクルの燃焼プロセスと、可変ジオメトリー・ターボ、アクティブ・シリンダー・マネジメントを採用するものだ。

最もパフォーマンスの高いゴルフ1.5TSIエボは、150ps、25.4kg-mを発揮。走行性能は未発表であるが、燃費は20.4km/ℓ、CO2排出量は110g/kmと改善されている。

ゴルフ1.5TSIエボ・ブルーモーションは環境性能にふったモデルで、こちらは130ps、20.3kg-mを発揮する。燃費は21.7km/ℓ、CO2排出量は104g/kmだ。

ゴルフのGTEについては現行と同じドライブトレインの継続が発表されている。

他のハイブリッド・モデルは12Vシステムと1.5ℓエンジンの組み合わせになると考えられる。48Vシステムは高価な技術であるためゴルフには導入しない見込みだ。

2017年型ゴルフの詳細は、来週のロサンゼルス・モーターショーで明らかになる。


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