トヨタC-HR

公開 : 2016.11.18 05:55  更新 : 2021.01.28 17:56

■どんなクルマ?

C-HRとは何者か? ヨーロッパのショーでコンセプトカーを披露したのに続いて、昨秋の東京モーターショーでお披露目されたこのクルマ、世界中で需要が拡大しているコンパクトSUV市場に送り込むためのトヨタ渾身のウェポンで、日本では当面ホンダヴェゼル日産ジューク、あるいはマツダCX-3あたりがライバルだろうか。

とはいえC-HR、現行プリウスに用いられてデビューしたトヨタのFWD=前輪駆動系新プラットフォーム、フロントにストラット、リアにダブルウィッシュボーンのサスペンションを奢ったTNGAをベースに仕立てられたクルマゆえ、全長4360×全幅1795㎜と上記の国内ライバル3車よりボディは大きく、やや上級のモデルになると考えていいはずだ。

その特徴のひとつはスタイリングだろう。ベルギーにあるToyota Motor Europe NV/SAの日本人デザイナーを中心に仕上げられたそれは、大径ホイールをカバーする立体的なフェンダーとクーペを思わせるキャビン部分を彫の深い造形で一体化したもので、ボディ・サイズ以上にダイナミックな印象を与える。

塔載されるパワートレインは2種類。ひとつは基本プリウスと同じ1.8ℓ直4エンジン+電気モーターのハイブリッド、もうひとつは1.2ℓ直4ターボで、トランスミッションは前者が電気式無段変速、後者がCVT。もうひとつ両者の大きな違いは、ハイブリッドがFWD=前輪駆動なのに対して、ガソリン・モデルは4WDを採用している点だ。

日本仕様に予定されるモデルは、ハイブリッドが「S」と「G」、ガソリンが「S-T」と「G-T」の合計4グレード。装備に関しては「S」系が標準仕様、「G」系が上級仕様となる。

Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA



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