第3世代のBMW X3のテストは佳境に

公開 : 2016.11.26 04:50  更新 : 2017.06.01 00:33

第3世代のBMW X3のテストが繰り返されているが、今までのスクープショットの中でも最もクリアにその姿を捉えることに成功した。ツイン・エグゾースト、マッシブなバンパー、ルーフ・スポイラーなどから、このモデルがMパフォーマンス・モデルであると予測される。

全体的なスタイリングは、第2世代のF25型X3がフェイスリフトしたかと思うほどに現行モデルに似たもののようだが、長いリア・クウォーター・ウインドーと長いリア・ドア、そして新しいグラスハウスなどが与えられていることが判る。このことからも、新しいX3は現行モデルの2810mmより長いホイールベースを持つものと思われる。

G01の開発コード名が与えられた新しいX3は、大幅にアップグレードされたインフォテインメント・システムを持つキャビンも特徴のひとつ。BMWの最新のiDriveの最新版が与えられることになる。

リア・セクションが拡大されたのには、ライバルのアウディQ5よりも大きなブート・スペースを持たそうという狙いからだ。

サスペンションは、フロントがダブル・ウィッシュボーン、リアがマルリ・リンクになり、高張力鋼板をメインとしたプラットフォームに吊られる。また、この新しいプラットフォームには、新しい電気システムが採用される模様だ。なお、このプラットフォームは2019年にデビューが予定されている第2世代のX4にも使われる。

エンジン・ラインナップは、4気筒および6気筒のガソリンとディーゼルが用意される。組み合わせられるトランスミッションには、最新の燃料節減テクノロジーを搭載したZF製9速オートマティックがすべてのモデルに与えられるものの、4気筒モデルには6速マニュアルが標準となる。

駆動方式は4気筒モデルにはFRのsDriveが設定されるが、メインストリームは4WDのxDriveであることは言うまでもない。

エントリー・モデルのsDrive 18dは20km/ℓという高燃費をマークするという。

Mパフォーマンス・モデル
まだ正式なデビューが名言されたわけではないが、M3に使用される430psの3.0ℓ6気筒ターボを搭載したMパフォーマンス・モデルが計画されている。ライバルはポルシェ・マカン・ターボとメルセデス-AMG GLC63となる。2018年頃に追加される予定だ。


関連テーマ

おすすめ記事