トヨタ・ヤリスWRCを公開。合わせて来年度のチーム体制を発表

公開 : 2016.12.14 04:40  更新 : 2021.01.28 16:43

TOYOTA GAZOO Racingは、2017年FIA世界ラリー選手権を戦うヤリスWRC(日本名 : ヴィッツ)とドライバーを発表した。

ヤリスWRCは、2017年シーズンのFIA技術規定に準拠したモデルで、搭載されるエンジンは1.6ℓ直噴で380psをマークする。2017年シーズンから設計の自由度が増した影響もあって、エアロダイナミクス面で大きな進歩を遂げている。

チーム代表のトミ・マキネンは、「ヤリスWRCは、信じられないほどのポテンシャルを持つ、優れた設計のクルマだ。新規定により、開発の自由度が大幅に高まっている。まだすべてのポテンシャルを引き出せているわけではないが、ヤリスWRCは、信頼性と速さを兼ね備えていると言える。結果がどう出るか、本当に待ち遠しい限りだ」とコメント。

また、豊田章男チーム総代表は、「本日、チームの皆、パートナーの皆様と共に、WRCの道に挑戦するクルマをお披露目できることを大変嬉しく思う。17年間この日を待っていてくださったファンの皆様と、この競技を守り、盛り上げ続けてくださった競技主催者、参加者、自動車メーカーの方々がいてくれたからこそ、我々はこの舞台に戻ることができた。改めて感謝申し上げたい。人もクルマも、競い合いの中で、鍛えられ成長していく。TOYOTA GAZOO Racingは“負け嫌い”。WRCでも、負けたくはない。先日、トミ・マキネンとクルマを走らせ、このクルマで戦っていく“自信”を共有することが出来た。「王者トヨタが帰ってきたね!」「トヨタを応援してよかった!」と、ファンの皆様に笑顔で言っていただける日を一日でも早く実現できるよう、トミをはじめとするフィンランド、ドイツ、日本のチームメンバー達が努力を続けていくので、是非応援して欲しい。」と語った。

なお。ドライバーは、ヤリ-マティ・ラトバラ、ユホ・ハンニネン、エサペッカ・ラッピの3人体制で2017年シーズンを戦うことも発表された。

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