エクステリアでは、フロントおよびリアのパンバーが専用のデザインとなり、カーボンファイバー製のスピリッターとディフューザーも前後に付く。サイド・シル・エクステンションとボンネット・ベントもカーボンファイバー製で、フロント・ウイング・ベントはグロス・ブラック仕上げとなる。ヘッドランプおよびテールランプはダーク・ティントで迫力を増し、フロント・グリル、各ライト、リア・バンパー、ドア・ハンドル、ウインドー周りにはブラック仕上げのブライトウェアがあしらわれる。

クーペ専用の装備としては、エアロダイナミクスに優れるフロント・スピリッターとリア・スポイラーがセット・オプションとして用意される。また、スーパースポーツ・バッジ、ブラック仕上げまたはブライト・マシン仕上げの21インチ・ホイール、サイド・デカール、カーボンファイバー製のエンジン・カバーなどもオプションで選ぶことが可能だ。

一方、コンバーチブルにはネックウォーマーが専用の装備として用意されている。

インテリアは、コンチネンタル・シリーズとしては初採用となる3色を使ったトライ・トーンのトリムが装備される。またシートとドア・サイド・パネルは新しいダイヤモンド・キルト模様を採用したアルカンターラが用いられる。また、フェイシア・パネルはこれまで用意されていた10種類のウッド・パネルに加え、格子柄のスーパースポーツ専用カーボンファイバーも設定される。

更に、Xスペシケーション・パックも用意される。このXスペシケーション・パックは、専用のデュオ・トーン・ペイント8種類と、カーボンファイバー製のドア・ミラー、ヒール・プレート、チタン製エグゾースト、カーボンファイバー仕上げのインテリア・サイド・パネル、カーボンファイバー製エンジン・カバー、グロスブラック仕上げの21インチ・ホイールがセットとなったものだ。

更に、ベントレーのべスポーク部門であるマリナーにスペシャルな1台を製作依頼することも可能だという。

このコンチネンタル・スーパースポーツは、4月からデリバリーが開始される予定で、既にオーダーを受け付けるという。価格は、クーペが£212,500(3,050万円)、コンバーチブルが£233,800(3,350万円)とされる。ベントレーのスポークスマンは詳細を明らかにしていないが、ある程度の数を限定しての生産になる模様。ちなみに、2014年のGT3-Rは300台の限定だった。

デュルハイマーはAUTOCARの最近のインタビューに対し、「GT3-Rは、ベントレーが数を限定しながらもパフォーマンス・モデルを生産することが可能だということを示したモデルだった。若干のラグジュアリーを犠牲にしたGT3-Rがコア・モデルになることはなかったが、ベントレーのパフォーマンス・モデルとしてのポジションを確立したとも言える。そして、このGT3-Rが既にコレクターズ・アイテムになっている事実は、このようなモデルを歓迎するユーザーがいることを表していると言えよう。」とコメントしていた。