アルファ・ジュリア2.0ℓガソリン 本命といざ対局 だがジャガーのほうが……

公開 : 2017.02.23 21:27  更新 : 2017.05.29 18:24

フレキシブルな走りは、走行モードを選択するDNAシステムを駆使することで存分に享受できる。“ダイナミック” ではスロットル・レスポンスと排気音量が上がり、“ナチュラル” は市街地走行へ完璧にマッチ。“アドバンスト・エフィシエンシー” ではスロットルがややダルになるが、これは高速道路には理想的ともいえるセッティングを見せる。

しかし、些細ながら問題がないわけではない。

インテリアは装備が充実しているが、素材やスイッチ類にややチープさが見受けられる。とりわけ、コンソール下部のプラスティック部分は安っぽさが気になるところだ。

サテン・ブラックのパネルは美しいが、そこに埋め込まれたインフォテイメント・システムはどうにも作動が遅い。後席へのアクセス性が、スロープしたルーフによって損なわれているのも看過できない。

ただし、一旦収まってしまえばスペースは十分にあり、前後席に成人が座ってもゆとりがある。もうひとつ挙げるなら、高速道路の速度域では風切り音とロード・ノイズが無視できないレベルだということか。

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