ダウンサイズ・エンジンに最適なスーパーチャージャー、トロトレックVチャージ

公開 : 2017.02.26 07:00  更新 : 2017.06.01 00:29

すぐにでも生産が可能な新しいスーパーチャージャーがトロトレックVチャージだ。エンジン・パワーを上げると共に、エミッションを低減することもできるという。

画期的なスーパーチャージャー

英国の企業、トロトレックは、ユニークなVチャージ・スーパーチャージャー・システムを商業化する計画を推し進めている。

Vチャージは、新しいタイプのベルト・ドライブのメカニカル・スーパーチャージャーで、ダウンサイジングしたガソリン・エンジンに非常に有効なシステムだという。スロットル・レスポンスを改善して、NOxの減少にも繋がるというもので、ディーゼル・エンジンにも使用が可能だ。

また、そのギア・ノイズも少ないというメリットを持つ。更に小型であり、典型的なルーツ・タイプのスーパーチャージャーが10kg程度であるのに対し、その重さは6kg程度だという。

48Vのエレクトリック・アーキテクチャーを使った過給器とは異なり、従来のアーキテクチャーでも使用できるシンプルな機械式の過給器でもある。

トロトレックは、メーカーというよりはテクノロジー・イノベーターで、このスーパーチャージャーを製造して利益を得るというよりも、このパテントで収益を出したいと考えているようだ。

トロトレックのビジネス開発マネージャーであるリチャード・ダンは、「われわれはこのコンセプトが正しいことが既に証明されたと考えている。商業化する準備もできている。従って、われわれがこれ以上の作業をすることは無駄だ。主要なメーカーは、このVチャージの構造を理解した上で、どのように自社のエンジンに迎合させることができるかを分析している最中だ」とコメントし、先月からその開発を凍結しているという。