AUTOCAR MAN OF THE YEARに豊田章男

2012.12.19

今年は実にタフな年だった。しかし、トヨタのカリスマ的経営者、豊田章男にとっては著しい成功を収めた年であったといえよう。そして、AUTOCARは今年のMAN OF THE YEARを豊田章男に贈ることとした。

トヨタは、今年の初め、安全問題に対するマイナス・イメージを引きずってスタートしたが、そのイメージを払拭することに成功した。そして、非常に印象深い”光り輝く”クルマであるGT86を登場させた。

それまでの保守的な経営者からトヨタを引き継いた豊田章男だが、彼のクルマに対する抑えきれない愛情が多くの人から共感を受けたといえるだろう。彼は見た目もその実年齢、56歳よりも遥かに若く見える。Gazooレーシングを組織し、レクサスLFAでニュルブルクリンクのレースに出るなど、クルマに対する愛情は、単にクルマが好きというレベルを超えているとも言える。

また、2010年から2011年にかけてのシリアスな安全問題に対しても、一所懸命に対話を続け、勇気と謙虚さをもってそれを解決した。そして、そのことが世界的に敬意を得る結果につながった。

その問題について、豊田章男は彼の大好きなイベント、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで「われわれが不当に扱われたかどうかはわからない」と語った。

「今年はトヨタの75周年だ。過去3年間が、トヨタが何を望まれているかを理解するために必要だった期間だと考えたい。」ともコメントしてくれた。

トヨタは、現在も、以前から引き継いだ特徴のないモデルを製造している。しかし、今後は特徴的なモデルが多く製造されることになろう。そして、それは想像に難くない。

豊田章男の受賞は、ランドローバーのゲーリー・マクガバンと、フォードのアラン・ムラーリと、今年のMAN OF THE YEARを争った結果である。

 

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