VWゴルフVIIがマイナーチェンジ 新型を前にそれでも「模範解答」か 1.0 TSIを試す

公開 : 2017.04.04 12:00  更新 : 2017.05.29 18:56

ハッチバックの「模範解答」といえるフォルクスワーゲン・ゴルフがマイナーチェンジしました。あまり大きく変わっていないようですが、それで「模範解答」であるかどうかを調べます。価格、装備が評価の分かれ目になるでしょう。

■どんなクルマ?

「成熟」を目指した

言うまでもなくビッグネームだ。

ハンバーガーならマクドナルド、スマートフォンならApple、クルマならゴルフ。みんなのゴルフ。1974年生まれで、それから40年以上の間に、世界中で3300万台以上を販売した。

例の偽装問題もなんのその(ではないのかもしれないけれど)、ブランドバリューとセールスの勢いに翳りは見えない。あくまでも、個人的な見解だが。

そんな象徴的な商品だけに、過激な変身はしない。1967年以来、ビッグマックが見た目も味も変わらないように。昔の方が美味しかった、という意見は置いといて。

iPhoneだって、2007年の初代とフィーリングは変わらない。その枠組みの中で、正常進化を続けている。ゴルフもそう。意図的に進化のスピードを落としているように見えるし、このバージョン7.5とも言うべき新型も、即座に変更点を指摘できるほど大きな改良は受けていない。

エクステリア、メディア、価格が変化

実際のところ、MQBプラットフォームに手を入れることはなく、エクステリアは、バンパーやフロント・フェンダー、LEDテールランプとハロゲンかLEDが選べるヘッドランプのデザインといった、表面的な改修が施されたのみだ。

注目すべき変化は、外観の手直しではない。まずはインフォテインメント・システム。クラス初のジェスチャー・コントロール採用など、広範囲にわたってアップグレードが図られた。

次に価格。珍しくもうれしいことに、前年モデルより引き下げられた。以上2点が、挙げるべきトピックだ。

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