VWアルテオン 本命? 2.0ℓガソリン仕様に試乗 「アツくなれない」

公開 : 2017.06.07 16:40

「アツくなれない」

1600kgを超える車重と、フォルクスワーゲンの他のパフォーマンスモデルよりやや劣るトルクのせいで、驚くほど力強いとは感じられないが、2.0 TSIはフレキシブルで、スロットルペダルへのレスポンスは常に鋭く、飛ばす気になったときの回転域では単調さを微塵も感じさせない。

そして、ディーゼルのときと同様に、速さより活発さを強く感じさせる。とはいうものの、アウトバーンでも走行車線ならば問題ない程度には速いのだが。

R-Line仕様のスポーツサスペンションは、乗り心地やハンドリングにさほど影響を与えない。以前乗ったエレガンス仕様のディーゼルと比べて、多少は路面のタッチがわかりやすい程度だ。

スポーツモードでは、高速道路での乗り心地に、ディーゼル車と異なる振動を感じ取るかもしれない。

一方で、オプションの20インチホイール装着車ならば、より鋭い入力を受けると、前回のディーゼル車で感じたものとほぼ同じ衝撃に見舞われる。

このクラスのライバルと比較すると、ステアリングはクイックで、ハンドリングはやや敏捷だ。しかし、そのステアリングは重さやコミュニケーションに欠け、ハンドリングは走りに熱くなれるものではない。

関連テーマ

おすすめ記事

 
最新試乗記

フォルクスワーゲンの人気画像