★4.5 パナメーラ・スポーツ・ツーリスモ「ターボ」試乗 独自の魅力

公開 : 2017.07.23 20:10

きのうに続き、きょうは「ターボ」! ポルシェの巨大な4シーターは、ワゴンとしては実用面で不足があるものの、独自の魅力に溢れています。

■どんなクルマ?

4+1シーターのフラッグシップ

ポルシェパナメーラの実用性を強化したのが、このスポーツ・ツーリスモだ。

われわれは4 E-ハイブリッド仕様をすでに試乗している。あちらはパワートレインがややおとなしいにもかかわらず、なかなか好感が持てた。

今回は、550psのV8ターボ仕様をレポートする。

ルーフラインは、リフトバック版より長くまっすぐで、高さも増している。また、リアのドアと荷室の開口部はわずかに大きい。

ホイールベースとリアのオーバーハングは、通常ボディのパナメーラと同じだが、荷室容量は25ℓ増の520ℓ。後席を倒せば1400ℓ近い。

その後席は、パナメーラとしては初めて3名乗車が可能となった。つまり5人乗りなのだが、ポルシェは4+1という呼び方をしている。

メカニズム関連で、4ドアモデルとの差はわずか。アダプティブエアサスペンションは標準装備。

アクティブスタビライザーとトルクベクタリング機能を持つアクティブ制御のリアデフをセットにしたPDCCスポーツパッケージや、4輪操舵システムなどはオプション設定だ。

重量差は40kgで、価格差は£4,000(578万円)ほど。0-100km/h加速は同タイムだ。

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