フォルクスワーゲン・アトラス 7人乗りSUVで北米復権できる? 試乗

公開 : 2017.08.10 11:40

乗り心地はアメリカン ただし静か

乗り心地は良くない。いかにもアメ車的で、やわらかいスプリングと減衰力の弱いサスペンションのおかげで、道路のうねりを収束させるために数回の上下動が伴う。

更に、小さな穴やマンホールなどの凹凸も拾うため、期待しているほどの洗練性には至っていない。

18インチが標準となるが、今回の車両が履いていたエグゼクラインの重たい20インチアルミホイールと扁平タイヤが、それを助長させている可能性は高い。

一方、ボディロールやピッチングは、走行音と同様にしっかり制御されている感じがある。スポーツモード以外なら電動ステアリングは軽く、感覚は希薄ながら操舵性は正確だ。

■「買い」か?

アメリカならば買い ディーゼル復活望む

アトラスはアメリカのユーザーに訴求力のある魅力をふんだんに備えている。

余裕のあるボディサイズに目を引くスタイリング、優れた実用性、最高の安全評価、そして競争力のある価格。完成度も高くドライブフィールも妥当だ。

エクスプローラーやパイロット、パスファインダー、4ランナーなどの競合車種からひとびとを惹きつけられるかどうかは、ディーゼルエンジンの偽装問題によって損なわれてしまったフォルクスワーゲンのブランドイメージにも依存している。

ただ、アメリカの自動車ユーザーの標準的な使用期間と走行距離となる、6年間/11万6000kmもの補償(カナダの場合は4年間/8万km)は、その再構築に貢献する要素にはなるだろう。


フォルクスワーゲン・アトラス3.6 V6エグゼクライン

価格 £31,865(456万円)
全長×全幅×全高 5036×1989×1769mm
最高速度
0-100km/h加速 7.9秒
燃費 8.1km/ℓ
CO2排出量 282g/km
乾燥重量 2024kg
エンジン V型6気筒3597ccガソリン
最高出力 280ps/6200rpm
最大トルク 36.7kg-m/1750rpm
ギアボックス 8速オートマティック

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