VWポロ新型に試乗 1.0ℓ3気筒ガソリンの評価は? ゴルフとの比較も

公開 : 2017.08.31 17:10  更新 : 2017.08.31 17:10

ノイズや振動の遮断、飛躍的に向上

試乗車は5000rpmで115psを発生する1.0TSIで、力強く、低速ギアでスロットルペダルを踏み込むとパワフルな加速をみせる。低回転域ではターボラグの兆候もあるが、走りへの影響はほとんどない。

エンジンの回転はよく、追い越し加速もスムースでためらいのないもの。17.8kg-mのトルクは2000〜3500rpmで発揮され、高いギアで低回転から加速してもじれったさを感じさせないフレキシビリティだといえる。

エンジンのノイズや振動の遮断は、先代モデルから飛躍的に進歩している。

標準装備の6段MTは、軽いタッチで、操作がしやすいが、素早いシフトチェンジでは引っ掛かりや入りにくさも見られる。

オプションの7段DCTは自動変速も可能だが、時としてシフトダウンをためらう傾向がある。パフォーマンスの公称値は、0-100km/h加速が10.8秒、最高速度が187km/hだ。

MQBプラットフォームの採用は、ボディ剛性の大幅な向上をもたらし、先代の14000Nm/degから、18000Nm/deg以上に引き上げられたという。

その結果、乗り心地はしなやかで、素晴らしく制御の利いたものとなった。

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