水素燃料電池車のM・ベンツGLC 2018年中に製品化 438kmの航続へ

公開 : 2017.09.13 23:47  更新 : 2017.09.13 23:47

水素燃料電池車のメルセデスGLCがフランクフルトで発表されました。製品化は2018年中。438kmの航続ができると発表されました。

もくじ

水素タンクはふたつ 438kmの航続可
内外装 F-セルならではのディテール
メルセデスGLC Fセルの画像をもっと見る

水素タンクはふたつ 438kmの航続可

メルセデス・ベンツGLC「F-セル」は、同社初の水素燃料電池とプラグインバッテリーを組みあわせたモデルである。2018年中には、メルセデスが指定するチャンネルで販売される予定で、航続距離は438kmという。

モーターが生みだすパワーは200psと35.7kg-m。動力は後輪のみに、固定レシオのギアボックスを介して伝わる。

水素は700barの圧力を保ったカーボンファイバー製タンク(ふたつ)にストックされる。うちひとつはセンタートンネル内に、いっぽうは後部座席の下におさまる。あわせて4.4kgを蓄えることができる。

「エレクトリックモード」を選べば、荷室下のリチウムイオンバッテリー(13.8kWh)がGLC F-セルを動かす。電力は走行中に貯めることができるうえ、リアバンパー下部のソケットから充電することも可。

ということは、荷室が狭くなったり、実用性が損なわれているのだろうか。

メルセデス・ベンツは、ほんのわずかに荷室フロアが高くなっていると説明する。同時に後部座席の座面も少し高くなっている。

「ただし実用性は大きく損なわれているわけではありませんよ。充填の頻度を考えると、むしろ許せるレベルにありますね」とのことだ。

おすすめ記事

 

自動車ニュースの人気画像