ロードテスト(8) 日産マイクラ ★★★★★★★★☆☆

公開 : 2017.10.07 12:10  更新 : 2021.03.19 11:28

日産マイクラを、英国編集部がいち早く徹底テストしました。はたして、コストダウンを追及した4代目で逃した需要を、取り戻すようなクルマになっているのでしょうか。

もくじ

はじめに
意匠と技術
内装
走り
使い勝手
乗り味
購入と維持
スペック
結論

はじめに

日産マイクラに必要なことはひとつ。かつてのような販売台数を取り戻せるか、数字的に明らかになる前に、われわれのコンパクトカーランキングでどこまで順位を上げられるかはっきりさせることだ。

日産は1980年代の初代マイクラで、英国での名声を得た。2代目は、欧州カー・オブ・ザ・イヤーを獲得した初の日本車になった。K12こと3代目では洗練度を高め、2000年代が求める魅力的な欧州製コンパクトカーに。走りを求めないドライバーに最適という、それまでのイメージを覆すモデルも設定された。

しかし7年前、K13こと4代目で日産はギャンブルに出た。生産拠点を英国サンダーランドからインドやタイ、メキシコやインドネシアに移し、それでもコンパクトカーに目の肥えた欧州ユーザーがこれまで通り受け入れてくれることに賭けたのだ。

だが、それは失敗に終わる。2003年、3代目で17万1000台にまで達した欧州でのセールスは、5万台以下にまで急落し、販売台数10傑からも外れたのだ。

そこで、かつての名声を取り戻そうとするプロセスが始まった。5代目はパリ近郊にあるルノーのフラン工場で、クリオやゾエなどと共に生産することとしたのである。欧州にあるルノーのファクトリーで日産車を製造するのは、これが初の試みだ。

日産言うところの「表現に富み、スポーティなテーマ」でデザインされ、欧州のコンパクトカー市場でもトップクラスのフォード・フィエスタとフォルクスワーゲン・ポロを運動性能のベンチマークとして開発。さらに安全面とインフォテイメント面の装備はマーケットをリードする充実ぶりとし、先代とは明らかに違うクルマを目指した。

しかし、既存のライバルだけでなく、新世代のフィエスタやセアト・イビザに挑むことも重要なミッションである。さらには、このクラスのリーダー的存在であるポロも、同時期に世代交代するのだ。

はたして日産は、世界最大のコンパクトカー市場で、一軍レベルの実力を発揮することができるのか。それをここで明らかにしたい。

 

意匠と技術 ▶ 内装 ▶ 走り ▶ 使い勝手 ▶ 乗り味 ▶ 購入と維持 ▶ スペック ▶ 結論

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