ゆれるVWの今、これから CEOマティアス・ミュラー 独占インタビュー

公開 : 2017.10.21 11:10  更新 : 2017.12.14 12:37

なぜVWはそれでも売れるのか

「いくつかの要因があります。魅力的な商品構成、われわれのブランドに対するゆるぎない顧客の支持、フォルクスワーゲン・グループの従業員の能力。こういった様々な要因によって、世界中でわれわれの販売は堅調なのです」と彼は言う。

では、世界で最も自動車を販売する会社としてのフォルクスワーゲン・グループの将来についてはどうだろう? 2025年でもナンバーワンを目指すのだろうか?

かつて王者であった2社、GMとトヨタは、最近では重要なのは量ではなく質であると主張している。「ナンバーワンである事は重要です」とミュラーは答えた。「それは2025年でも変わりません。われわれはそれができると思っていますが、どの分野でナンバーワンになるかです。販売台数でしょうか? それともモデル数でしょうか? それとも移動サービスにおいてでしょうか? われわれはこういった全てに取り組んでいるんです」

新型モデルの話題以外に、ミュラーは水面下の重要な戦略についても明かしてくれた。そのうちのひとつは有名なフォルクスワーゲン・グループの権威主義的経営を弱めるというものである。この考えのもと、ミュラーは傘下のブランドに対してより大きな独立性を認めている。

「フォルクスワーゲン・グループの構成は非常に複雑です」と彼は言う。「62万人の従業員と12のブランドがあり、グループとして纏めるためには、多大なエネルギーと努力、そして時間が必要になります。恐らく他にもやり方があると思うのですが、今はまだどのような方法が良いかわかっていません。でも今まさに取り組んでいるところです」

インタビューの終了時間が迫って来ている。最後の質問をすることにした。ミュラーがフォルクスワーゲン・グループCEOに就任して以来付きまとっている問題だ。

つまり、いったいなぜディーゼルゲートを引き起こしてしまったのか? そして、なぜ敢えて前任者が引き起こした騒動の責任を引き受ける事にしたのか?

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