Vecchio Bambino 2017 Autunno 100枚超えの写真 全車紹介

2017.10.07-08

岡山県からイベントレポート。名所、旧跡を巡るチャリティ・クラシックカー・ラリーの「ベッキオ・バンビーノ」が10回目を迎えました。今では全国から参加者が集まるメジャー・イベントに!

text & photo: Kazuhide Ueno(上野和秀) photo: ベッキオ・バンビーノ実行委員会

岡山を舞台に開催 チャリティ・ラリー

晴れの国である岡山県を舞台としたクラシックカー・ラリーが「ベッキオ・バンビーノ」である。このベッキオ・バンビーノは単なるラリー・イベントではなく、被災地の子どもたちの支援と交通事故遺児の就学支援を当初から開催主旨としていることが特徴だ。

ちなみにイベント名称の「Vecchio Bambino/ベッキオ・バンビーノ」は、イタリア語で永遠の少年の心を持ち続ける大人、永遠の少年を意味する。幼い頃に憧れたクルマに乗った大人たちが、ルールを守り本気で遊ぶ姿が、子供達に生き方のお手本を示すことをもうひとつの目的とされている。

10回目を迎えたベッキオ・バンビーノ

この秋季大会で10回目を迎えたベッキオ・バンビーノ、春季大会では県西部を巡ったが、秋季大会ではゆったりとしたスケジュールで、県東部にある観光名所やサーキット、温泉を巡るルートが用意された。参加できるのは1972年までに製造されたヨーロッパ製のヴィンテージ、スポーツカーを中心に、実行委員会が認めた車両に限られている。

2017年秋季大会のルートは、1日目/岡山懸護國神社スタート-岡山表町商店街-道の駅「黒井山グリーンパーク」-岡山いこいの村-日生大橋・鹿久居島-旧閑谷学校-岡山国際サーキット-湯郷温泉がゴール。

2日目/美作ラグビー・サッカー場スタート-山田みつばち農園-奥津温泉-ヒルゼン高原センター-湯原温泉-ドイツの森「クローネンベルグ」-岡山国際ホテルがゴールとされた。この中に12カ所のチェック・ポイントと3カ所のPC競技(線踏み)が組み込まれた。


今回は1926年ベントレー3Lスピードモデルといった戦前車から各国各年代を代表するスポーツカーが、スタートポイントの岡山懸護國神社に集まった。参加者も地元岡山はもちろん、東は東京、西は福岡と全国に広がり、これまで姿の無かったよりマニアックなモデルも数多く参加し、ベッキオ・バンビーノが広く認知されてきたことを物語っている。また、恒例のエントラントである俳優の長谷直美さんも参加し、秋季大会に華を添えた。


2日間にわたって天候に恵まれたが、初日の日生大橋エリアだけ降られてしまった。しかし、それ以外は天気を保って、イベントを盛り上げてくれた。ここでは写真を中心にラリーの模様をご覧いただこう。

なおベッキオ・バンビーノ開催趣旨の大きな柱である交通事故遺児の就学支援・被災地の子どもたちの支援活動・社会福祉活動を目的としたチャリティ募金には、期間中に総額で1,196,400円が寄せられた。この浄財は、11月25、26日に開催される岡山ノスタルジックカー・フェスティバルでの募金とあわせて、実行委員会が責任をもって山陽新聞社会事業団ほか、協力団体へ寄付・寄託されるとのこと。
 

関連テーマ

おすすめ記事

 

イベントの人気画像