試乗、スバルXV 2018年型 進化感じるも動力性能「ふつう」 らしさ求む

公開 : 2017.11.09 21:10  更新 : 2017.11.09 22:13

英国編集部が日本でスバルXV 2018年型に試乗しました。全体の成長は感じられるものの、スバルの「らしさ」が希薄になったことを指摘。市場で勝ち抜くにはトヨタと同じことをしてもむずかしいという意見です。

もくじ

どんなクルマ?
$10億の投資でSGP開発 NCAPで成果

どんな感じ?
内装は進歩 ただし「らしさ」希薄に

「買い」か?
動的性能は△ もっとダイナミックでも可

スペック
スバルXV 2.0 リニアトロニックのスペック

どんなクルマ?

$10億の投資でSGP開発 NCAPで成果

新しいXVは、スバル初となる$10億のモデルとなった。

もちろんXV1台の価格ではなく、スターティング・プライスは£23,000(342万円)となるはず。日本の自動車メーカーとして、独自の新しいスバル・グローバル・プラットフォーム(SGP)の開発に$10億が費やされたのだ。

SGPは、ソリッドな車体構造を今後すべてのスバル車に与えることになる。その強固さを示す基準として、日本の衝突安全性評価を行うNCAPのテストにおいて、近年基準が高められた中では最高得点となる、199.7ポイント(満点は208ポイント)を獲得している。

この優れた結果は、以前より40%も大きいエネルギーを吸収できるボディ構造と、最新型に進化したスバルのドライバー支援パッケージ「アイサイト」が大きく関係している。アイサイトには、衝突被害軽減ブレーキやアダプティブ・クルーズコントロール、レーンキープ・アシストなどの機能が盛りこまれている。

SGPでは、ねじり剛性を従来型比で70〜100%も向上。そして、そもそも水平対向エンジンで重心位置が低いのだが、重心高をさらに5mm下げ、サスペンション・マウントの剛性も高めるなどによって、ボディーロールを50%小さくすると共に、オフロードにおける運動性能を高めている。

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