画像26枚 BMW i8 ロードスター、重量増は60kgに留まる パワートレインはクーペ共通 LAショー

公開 : 2017.11.30 15:50

パワートレインはクーペと共通 数値も明らかに

ドライブトレインには、現行クーペ・モデルが採用するBMWが「LifeDrive」と呼ぶプラグイン・ハイブリッドユニットの改良版が搭載される。

BMW製1.5ℓターボチャージャー付き3気筒ガソリンエンジンがキャビン後方のミドシップに積まれるとともに、フロント・アクスルには電気モーターが取付けられ、モーターによる前輪駆動かモーターとエンジンによる4輪駆動が可能となっている。

エンジンは引き続き231psと32.6kg-mを発生させ、6段オートマティック・トランスミッションを介して後輪へと伝達される。一方、電気モーターのトルクは現行i8クーペ同様の25.4kg-mだが、出力は12psアップの143psとなり、2段のギアボックスを経由して前輪を駆動させる。

合計で出力は374ps、トルクは理論上58.1kg-mとなるが、トルクに関しては常にグリップとトラクションに応じた出力制限が行われる。

ドライビング・モードは5つ設定されており、コンフォート、スポーツ、ハイブリッド・モードにおけるエコ・ドライブと、電動モードでのコンフォートとエコ・ドライブとなる。

BMWによればロードスターの0-100km/h加速は4.6秒、新型クーペは4.4秒とのことであり、両モデルとも最高速度は250km/hに制限される。

ドライブトレインの変更には改良型リチウム・イオンバッテリーの採用も含まれる。新型バッテリーのセル容量はこれまでの20Ahから34Ahへと増加し、エネルギー容量も7.1kWhから11.6kWhと向上している。

BMWによれば、この新バッテリーの採用により、欧州テストサイクルにおいて、i8ロードスターと新型i8クーペの航続距離はそれぞれ、53kmと55km延長されているとのことだ。

さらに最新の360°充電システムも用意され、BMWのi充電ステーションでは7.2kWの容量により、i8ロードスターとクーペ・モデルともに、3時間以内に80%までの充電が可能となっている。

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