フォルクスワーゲン・クロス・クーペ・コンセプト

公開 : 2012.03.07 16:42  更新 : 2017.06.01 00:54

フォルクスワーゲンは、クロス・クーペ・コンセプトのベーシックなモデルをジュネーブ・モーターショーで公開した。

このSUVは既に昨年の東京モーターショーで登場しており、次のティグアンを示唆するモデルだ。

このクロス・クーペ・コンセプトは、ディーゼルと電気のハイブリッド・システムを搭載すし、1858kgのボディウエイトのクロス・クーペに46g/kmのCo2排出量と55.6km/lの燃費を与える。その結果、1回の満タンで走れる距離は1280kmになるという。

クロス・クーペは、全体で380bhpのパワーを持ち、220km/hの最高速度を持つ。

新しいハイブリッドシステムは、2つの電気モーターと、187bhpを発揮する2.0リッター4気筒のEA288ディーゼル・エンジンを組み合わせたもの。一つのモーターは54bhpのパワーを持ち、ディーゼル・エンジンとのコンビネーションでフロント・アクスルを駆動する。そして、もう一つのモーターは114bhpのパワーでリア・アクスルを駆動するという。電気モーターは、9.8kWhのリチウムイオン電池で駆動される。

純粋な電気モーターのみの走行の場合、最高速度は130km/hに限られ、その航続距離は45kmとなる。ドライバーは、コンソールの中心に付けられたスイッチで、ハイブリッドか電気モーター駆動かを選ぶことができる。EVでの走行の場合、メカニカルな抵抗をなくすため、クラッチがリリースされる。しかし、バッテリー充電が必要になると、ディーゼル・エンジンに火が入るという仕組みだ。

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