新型アウディA6登場 マイルドハイブリッド/A8ゆずりの先進技術で5シリーズ追撃

公開 : 2018.02.28 17:43  更新 : 2018.02.28 17:45

新型A6が発表されました。全モデルがマイルドハイブリッドとなり、A8ゆずりの先進のテクノロジーとの組み合わせで、BMW 5シリーズからの顧客奪還を目指します。このあとプラグイン・モデルに加えて、エステート・モデルや、もちろんRS6の登場も予想されています。

もくじ

マイルドハイブリッド+48Vシステムも一部で採用
スポーティなキャラクターに充実の運転支援システム
先進のインフォテインメント・システム
5シリーズと真っ向勝負 RS6の登場も期待

マイルドハイブリッド+48Vシステムも一部で採用

全ハイブリッド・ラインアップと洗練のインフォテインメント・システム、さらにはレベル3の自動運転技術が新型A6の特徴となる。

アウディは新型A6セダンで、非常に競争の激しいエグゼクティブサルーン・クラスのチャンピオンの座をBMW 5シリーズから奪うことができると確信している。A6ではすべてが一新され、新たなルックスと最新のテクノロジーを与えられるとともに、そのスポーティなイメージにも磨きをかけている。

6月発売予定の8代目となる今回のA6では、最近販売が開始されたA7同様、エンジンはすべてマイルドハイブリッドとなり、さらに今後、完全電動化モデルへの「橋渡し」として、プラグイン・ハイブリッド・モデルが登場する予定だ。

この新型エグゼクティブ・サルーンには4つのエンジンが設定されている。V6 3.0ℓTFSIのガソリン・エンジン1種類と、ディーゼルは2.0ℓTDIに、ふたつの仕様を持つ3.0ℓTDIの3種類となる。


3.0TFSIと2.0ℓTDIには48Vのエレクトリカル・システムが採用されており、リチウムイオン・バッテリーがリア・アクスルに、スターターとジェネレータはフロントに配置される。このマイルドハイブリッド・システムでは時速55km/hから150km/hの間で、エンジンを停止した状態での慣性走行が可能であり、減速時には車速が23km/hから6km/hにおちるまで、エンジンは休止される。

ふたつある3.0ℓTDIでは依然として12Vシステムを採用するため、48Vシステムのような機能は備わらない。この12VシステムでもCO2排出量は4g/km減少しており、48Vシステムではその削減量は10g/kmにも達する。

現在の市場では、マイルドハイブリッドのラインアップは少数派にとどまっているが、ますます厳しくなる排出ガス規制に対応するため、各社の追随が予想される。

アウディによれば、ディーゼル・モデルの販売が減少し、ガソリン・モデルへの需要が高まるなか、小排気量ガソリン・ユニットの2.0ℓTFSIについても、今後英国市場へ導入予定とのことだ。

プラグイン・ハイブリッド・モデルの導入予定については具体的な日程は公表されていないものの、アウディでは既存のシャシーで対応可能だと語っている。「プラグイン・ハイブリッドは電動化への橋渡しになるものだと考えています」とアウディのスポークスマンは話す。「ちょっとしたサプライズがあるかも知れません」

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