ラジコン、ここまで進んでいた 英LMP12に潜入 緻密さ、まるでF1?

2018.03.04

イギリス自動車産業の未来は明るい

バッテリー電圧上限4.209V、車重上限730g、最低地上高3mm以上。車検は合格だ。

コース幅は約2m、コーナーは11カ所。最速ラップは約11秒だから、1コーナー1秒の計算だ。積み上げたベンチに上り、5人の「レーサー」に混じってコースを見下ろす。手にしたコントローラーは左のスティックがパワー、右のが向きの調節だ。

オフィシャルのカウントダウンが始まった……スタート!

あっという間にはるか先を行く一団、さっそく壁に突っ込むわたし。ひっくり返ったマシンを世話人が親切にも持ち上げて元の位置に戻してくれるたびに、優に1周以上ラップされてしまう。ついに恥をしのんでリタイアしてしまった。

それにしても、RCカーのレースとはやっかいだ。いかにも素人の意見かもしれないけれど、常にスティックの上に親指を置いて左右を意識するのがポイントというのはわかる。ただマシンの向きによって自分から見た左右とマシンの左右が変わってくるので、簡単にはいかない。

とはいえ病みつきになるのはわかるし、事務局がいうようにクルマと工学が好きな若者にとっては成功への出発点にもなる。スティレスがその証だ。

イギリスだけでもクラブは220、競技人口は1万人いるという。今日のように、80km/hで疾走するマシンの音が会場に響きわたる限り、イギリス自動車産業の未来は安心できそうだ。

 

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