値上がりする自動車書籍の共通点 110万円の本も 5冊の「有力本」は?

公開 : 2018.03.11 06:10  更新 : 2018.03.14 02:16

人気がある本とは?

「ハンドブックやクルマのビルド・シートはいつも人気があります。しかし今ではこのような詳細が載った本をみな欲しがるんです。特定のクルマの購入、所有、売却の助けとなる情報や、そのクルマをできるだけ詳細に知りたいという欲望を満足させる情報が欲しいんですよ」

例えば、ベントレーの専門家クレア・ヘイの限定版は各モデルごとに分かれており、それぞれのクルマの詳細がわかるとホートンはいう。

「大抵、彼女の本は200部限定で1冊250ポンド(3万7000円)くらいします。「ベントレー・スピード6」が素晴らしいですね。読めば実際に走らせなくても本当に乗ったような気分になりますから。実に信頼できる類のない本ですよ。アマゾンなんかじゃ滅多に見かけませんね」

トップの出版社にはドルトン・ワトソン、ナンバーワン・プレス、それにリチャード・ブランソンのいとこでヴァージン・ミュージックの会長だったサイモン・ドレーパーが設立したパラワン・プレスなどがある。1992年にヴァージン・ミュージックがEMIに吸収された後、ドレーパーは自動車レースへと矛先を変えた。同年、彼は最初の本である「アストン マーティン-完全無欠のクルマ」を上梓する。

「デザインにも記事の内容にも製本にも愛を込めました」とドレーパーは言う。「デザイナーの給料が記者よりも高いと聞いてみなびっくりしていましたよ。以来、われわれは多くの本を出版しましたが、クオリティで妥協したことは一度もありません。印刷部数は少ないし、価格は高い。ひとつ学んだことがあります。値付けを躊躇うな、そして決して値引きはするな、ということです」

ほかにも1万1500ポンド(169万円)で売れた本もあるという。

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