世界初 空飛ぶクルマ量産へ PAL-V社がウェブ販売

公開 : 2018.03.07 20:30

組立てはオランダで 長年に渡るハードワークの成果

メーカーによれば、飛行中のリバティが発する騒音は固定翼をもつ小型機同等であり、ヘリコプターに比べれば「非常に静か」とのことだ。

走行モードでは、100psのエンジンにより最高速度は161km/h、0-100km/h加速は9.0秒となる。燃費は11.0km/ℓ、走行可能距離は1315kmに達する。

飛行モードでは、リバティで到達できる最高高度は3500mとなり、200psの飛行用エンジンによって最高速度180km/h、飛行可能距離は499kmを確保している。


リバティの組み立てはオランダで行われるが、いくつかのパーツやシステムはオランダ以外の国で生産される。

PAL-Vはイタリアのデザイン企業とも協力してこのモデルの開発を行い、2009年と2012年にはコンセプトモデルでのテストプログラムを成功させている。

PAL-VのCEOであるロベルト・ディンゲマンスは「長年にわたるハードワークによって、技術的、品質的な難問をクリアし、われわれのチームはついに世界中の規制当局によって定められた現行の安全基準に合致した、革新的なフライングカーを作り出すことに成功しました」と語っている。

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