メルセデス-AMGプロジェクト1 ニュルブルクリンク最速ラップ更新へ

公開 : 2018.03.12 13:25  更新 : 2018.03.12 16:17

エンジンに神経質なところはなし ほとんどが英国製

メルセデスのハイパフォーマンス・パワートレイン部門の責任者であるアンディ・コーウェルによれば、エンジンにとっての最大の課題は、信頼性やロードカー用への搭載といったものではないという。例え真夏のドバイで渋滞に巻き込まれても、このクルマはオーバーヒート無しにアイドリングを続けられるというのだ。

それよりも、エミッションの問題や、通常であればエンジニア数人がかりの作業となるエンジンスタートを、「たとえどれだけの期間ガレージにしまい込まれていても、どんな天候であっても、ボタンを押すだけで可能にすること」が難しいと話す。


エンジン生産は英国ブリックスワースの拠点でメルセデス-AMGのハイパフォーマンス・パワートレイン部門によって行われるが、メルセデスのフォーミュラ1チームも多くの助言を行っているようだ。それでも、Xtrac社が開発を進めている専用設計の8速ロボタイズド・マニュアル・ギアボックスや、現時点では非公表のサプライヤーが供給するタブやボディワークといった、その主要コンポーネントのほとんどが英国内で生産されることになる。

ムアースによれば、240万ポンド(3億6440万円)というその価格にもかかわらず、275台という生産台数に対して、AMGには1100人もの購入希望者が殺到しているとのことだ。

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