ヴェラールSVR 550psでレンジローバー最速モデルへ

公開 : 2018.03.19 21:25  更新 : 2021.04.13 18:04

軽量化も重要 同門のSVRとは異なる方向性

アルミニウム製ボディをもつヴェラールにもSVRによる軽量化が施されることで、その車体重量は1800kg程度になると予想される。それでも軽量とはいえないが、X6 Mよりは465kgも軽く、レンジローバー・スポーツSVRと比べれば500kg近くの減量となる。

SVOのエンジニアによるシャシーのセットアップは最終段階を迎えており、このなかにはエアーサスペンションの新たなパフォーマンス・セッティングも含まれている。サスペンション・セッティングには激しいドライビング向けとして、より硬められたスポーティなモードも準備される。


カモフラージュの上からでも、テストカーのリアにはふたつの新たなエグゾーストの間に収まるディフューザーを確認することができる。さらにホイールも軽量な新デザインとなっている。

BMW X6 Mとともに、6月発売予定のジャガーF-PACE SVRもヴェラールのライバルとなるだろう。このモデルにもヴェラールと同じV8エンジンが搭載されるが、そのスペックはより強力なF-タイプ SVR同様の575psを発揮し、0-100km/h加速は4.0秒以下と予想されている。

両者の共通点にもかかわらず、F-PACEとヴェラールのSVRではそれぞれ目指すべき市場の方向性が若干異なる。つまり、ジャガーがオンロードでのパフォーマンスを重視する一方、ヴェラールは依然としてオフロード性能をその特徴にするということだ。

ヴェラールSVRの価格は9万ポンド(1370万円)と予想され、より大型のレンジローバー・スポーツSVRよりもおよそ1万ポンド(152万円)ほど安価なプライスタグを掲げることになる。

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