世界初 3Dプリンターで作ったクルマ 2019年にデビューへ

公開 : 2018.03.23 10:50

3Dプリンター拡大は「当然のトレンド」

LSEVは上海にある中国3Dプリント文化博物館に展示されており、来月開催される北京モーターショーでも公開される予定となっている。

このプロトタイプの製作に要した日数は3日間だが、最終的にはひとつの生産ラインから毎年500台のXEVが生みだされることになる。販売は2019年後半から、おそらくまずは中国国内で開始され、その価格は7100ポンド(108万円)からと予想されている。

ルオによれば、LSEVに続いてさらに多くの3Dプリンターで作られたクルマが登場することになるという。彼は「より機能的なハイパフォーマンス素材によって、3Dプリンターの適用範囲はさらに拡がります」と話しており、3Dプリンターによる生産を「自動車業界における当然のトレンド」だという。

最近ではメジャーな自動車メーカーも3Dプリンターを部品生産に活用し始めている。ミニでは、完全なカスタマイゼーションに対応した3Dプリンター製トリムをオプション設定しており、ブガッティは、従来よりも2kg軽量で高強度だというブレーキキャリパーを3Dプリンターで作り出した。

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