英、アウディSQ5の販売中止 新燃費基準「WLTP」の導入受け

公開 : 2018.04.09 12:00

アウディが英国でのSQ5の販売を中止するようです。公式には生産ラインが埋まっているためとのことですが、実際のところWLTPと呼ばれる今年9月施行の新燃費基準に適合できないことが理由のようです。新車を購入したい場合は在庫車を探すほかありません。

英国でのSQ5販売中止

アウディがSQ5のセールスを中止すると発表した。スポーツSUV向け生産ラインの混雑が公式な理由だが、AUTOCAR英国の情報筋によれば、WLTP(乗用車等の国際調和排出ガス・燃費試験法)への適合が問題となっているようだ。

新しいオーダーの開始日は全くの未定。アウディのスポークスマンによれば「アウディUKは2018年モデルのSQ5生産枠分を完売しました。アウディの中央在庫にも少数しか残っていません。購入希望の方はお近くのディーラーに在庫状況をお問い合わせください」とのことだ。

しかしながら、アウディは9月に施行されるWLTPへの適合のためにSQ5の生産を中止したという情報もある。9月1日以降に納車される新車はすべてこのWLTPに適合している必要がある。これは実際の公道での試験が必要であり、現行のNEDU(新欧州ドライビングサイクル)試験よりも厳しいと言われている。

たとえ施行前に注文されたとしても、9月以降に納車される場合にはこの新規則が適用されるのだ。情報筋は、WLTPに適合するまでの間ショールームから姿を消すと言われる複数のクルマにSQ5が含まれているとしている。BMW M3/M4もそのひとつだ。

アウディはQ5の生産をメキシコで行なっており、英国にデリバリーされるには数週間を要する。アウディUKは8月中に納車しきれないというリスクを回避するため、早期の受注締め切りを行ったのだろう。

各メーカーはWLTP未適合の在庫をスクラップにしなければならないという事態を避けなければならないが、実際には何らかの救済措置がとられるだろう。AUTOCARでは英国運輸省が9月1日時点で各メーカーの年間売上の10%程度までの在庫を残すことを許可し、その日以降も販売が認められると予想している。

英国運輸省は公式にはこれを認めていない。だがスポークスマンによれば、何らかの救済措置が検討されていることは事実だ。

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