長期テスト フォルクスワーゲン・ゴルフVII GTI 3ドア(2) 懐の深いホットハッチ

公開 : 2018.05.05 10:10

タッチパネルはイマイチ

VWに不満をいうなら、ラジオのボリュームのつまみはどこにあるのだろう、といいたい。今はボタンではなく、タッチスクリーン上のバーになっており、他のものもすべてこのダッシュボード上の9.2インチの巨大なスクリーンで操作する。

乗員が大事な電話に出なければならない時など、急いで音量を落としたい時もあるが、タッチパネルはつまみを回すのに比べると時間がかかってしまう。しかも、少しばかり直感的でない。ゴルフGTIは超現実的で、ほとんどどんな部分も扱いやすいだけに残念だ。6時間、483kmを走ってノリッジへ日帰りで行った際にしばしば実感した。

初めての長距離ツーリングのよかったポイントは、シートのサポートの良さがわかった点だ。スポンジ素材を用いてシートを設計したひとには賞賛を送りたい。B級道路ではドライブに集中でき、高速道路ではシートに身を委ねることができる。

午後に初代アウディTTインプレッサターボと一緒にこのGTIを我が家の前の道に出していると、ゴルフがなぜか喜んでいるように感じる。

ゴルフGTIはその2台と似たものを感じる。扱いやすい現実的なパフォーマンスと、年齢問わず魅了される部分だ。

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