ジャガーXE SVプロジェクト8 助手席試乗 300台限定の実力、ウエットで検証

公開 : 2018.05.09 10:10

番外編:別次元の敏捷性を求めて

2015年の登場以来、その素晴らしい重量配分とボディコントロールの正確性はXEの優れた資質であり続けているが、プロジェクト8では、そのレスポンスと敏捷性が、別次元へと引き上げられることになる。

同じラックとレシオを共有しつつ、プロジェクト8では、サスペンションに変更が加えられている。フロントには新たに専用開発されたアップライトに取りつくツインコイルスプリング、ダンパー、ロワーサスペンションブッシュとアンチロールバーが採用され、そのほとんどがモータースポーツ・スペックだ。

さらに、ジョイントはゴム製からボールジョイントへと変更され、このクルマがもつ2°のネガティブキャンバーは、実にXE Sの4倍もの数値であり、F-タイプ SVRと比べても2倍に達している。サブフレームはリジッドマウントとなる。

エンジンマウントも、フロントアクスルの動きに合わせて、5.0ℓV8エンジンが即座に反応できるように、非常に手間はかかったものの、最後の最後に強化されている。

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