ドイツ当局、ポルシェにリコール要求 6万台のマカン/カイエン対象

公開 : 2018.05.23 10:10  更新 : 2018.05.23 10:54

ディーゼルの復権めざす

カイエンSディーゼルやマカンSディーゼルはすでに販売が終了している。パナメーラやマカンのディーゼル車は販売不振を理由に生産終了が発表された。一方で最新のカイエンディーゼルは来年発売予定だ。

ポルシェフォルクスワーゲングループのディーゼルスキャンダルに関連して捜査の対象になるなど、圧力が高まっている。

今年、ポルシェの役員がドイツ当局の捜査対象となった。これは3人の匿名被疑者のひとりであり、この中にはポルシェの元上層部で、不正ソフトの存在を知っていたとされる人物も含まれる。

このスキャンダルに対するポルシェの関与はアウディのディーゼルエンジンを使用していたことにも関わっている。フォルクスワーゲングループのヘルベルト・ディースCEOは先日、同社がディーゼルの復権に力を尽くすと述べた。「欧州最大の自動車メーカーとして、ディーゼルエンジンの新たな立場を作る必要があります。ディーゼルが現在の窮地に陥った原因の一部分はわれわれにあります」とのことだ。

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