エンジニア部門 デビッド・トゥウィッグ(アルピーヌ) AUTOCARアワード2018

公開 : 2018.05.27 00:10

AUTOCARアワード2018のエンジニア部門である「マンディー技術賞」を獲得したのは、アルピーヌA110やルノー・ゾエの開発を率いたデビッド・トゥウィッグです。受賞をよろこぶのも束の間、彼は新たなイノベーションを求め、シリコンバレーへ向かいます。

もくじ

日産やルノーでも功績
シリコンバレーへ移籍

日産ルノーでも功績

われわれはアルピーヌA110をもろ手をあげて賞賛した。それだけでも、チーフエンジニアのデビッド・トゥウィッグはこの賞に十分ふさわしいだろう。マンディー技術賞―すぐれたエンジン設計者で、AUTOCARの技術系編集主任だったハリー・マンディーにちなんで名づけた賞だ。

記事にあるとおり、トゥウィッグひきいる130名強のチームは、A110の鮮烈なデビューをもって、この歴史あるルノーのスポーツカー部門をみごとに復活させた。

トゥウィッグの業績はアルピーヌにとどまらない。開発陣として関わったのは、のちの自動車産業におおきく影響をあたえる独創的なモデルだった日産の初代キャシュカイもだし、そしてまだ電気自動車に市民権のなかったころに勇躍デビューしたルノー・ゾエもそうだ。

トゥウィッグは、この3台のなかではキャシュカイがいちばん気に入っているともらしてくれた。「プロジェクト全体を通して関わったのは、キャシュカイがはじめてでしたからね。日産ははじめとくにヨーロッパで鳴かず飛ばずでしたが、キャシュカイがヒットして強力な後押しになりました。出たタイミングもよかったですね」

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