新型ベントレー・コンチネンタルGT W12搭載の3代目、先代から大幅進化

公開 : 2018.05.31 10:50  更新 : 2018.05.31 10:52

3代目ベントレー・コンチネンタルGTは、クーペらしいより魅力的なスタイルを手に入れています。エンジンや足回りも進化し、4WDシステムもよりスポーティなセッティングに変更されました。素晴らしいGTをお望みなら、圧倒的上質感のW12がおすすめです。

もくじ

どんなクルマ?
クーペとしてより魅力的な造形に
インテリアも劇的に変化
エンジンや足回りも進化

どんな感じ?
ラグジュアリーな内装
素晴らしくフラットな乗り心地
4WDシステムはよりスポーティに
運転支援装備も充実

「買い」か?
W12の圧倒的上質感

スペック
ベントレー・コンチネンタルGTのスペック

どんなクルマ?

クーペとしてより魅力的な造形に

ベントレーのラグジュアリーグランドツアラー、「コンチネンタルGT」がフルモデルチェンジされ、第3世代へと進化を果たした。2003年に登場した初代コンチネンタルGTが、その後のベントレーに、まさに歴史的な成長をもたらしたことは良く知られているところ。

ベントレーによれば、これまでデリバリーされたコンチネンタルGTは、初代、第2世代をトータルして6万6000台以上に達しており、それは採用されるテクノロジーやエンジニアリングの進化はもちろんのこと、より高効率な生産技術を確立するうえでも大きく貢献した。

そのような背景を考えると、コンチネンタルGTを新型へと進化させることが、ベントレーにとってきわめてチャレンジングなプロジェクトであったことも容易に想像できる。試乗レポートに入る前に、まずはこの新型コンチネンタルの特長を、簡単に解説しておこう。

まず注目したいのは、その内外装のフィニッシュだ。エクステリアデザインのコンセプトとなっているのは、前作からのトラディショナルでジェントルなスタイルを継承しながら、クーペとしてより魅力的な造形を実現すること。コンセプトカーの「EXP 10 スピード6」にインスピレーションを得たボディは、よりロングノーズ・ショートデッキのスタイルを強調したものだが、これはフロントアクスルが前作比で130mm前方へ移動したことによって実現した。

アルミニウム素材を500℃にまで加熱し、正確に成型するスーパーフォーミング技術は、航空宇宙産業に由来するもの。ベントレーはこれまでも同様の技術をフェンダーの成型に使用してきたが、新型ではボディサイドの全体でスーパーフォーミング技術が用いられた。それによってシャープで複雑なライン構成が可能になったことで、新型コンチネンタルGTはさらにダイナミックで彫刻的な外観を得たのだ。

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