トヨタ・アイゴ フェイスリフト版に試乗 よりスタイリッシュに、ただしUp!推し

公開 : 2018.06.19 10:10

市街地では好印象 インフォテインメントも充実

市街地に戻り、アイゴのコンフォート・ゾーンで走らせてやると、もっと期待できるような印象に変わる。操作系は軽く扱いやすいが、著しく短いクラッチの踏みしろには慣れるのに時間がかかるかもしれない。5速マニュアルトランスミッションは少々ゴムのような曖昧な感覚もあるが、ステアリングは適度な重さでダイレクト感があり、フィーリング豊かでなくとも、自信を持ってクルマをコントロールできる。

サスペンションは、前マクファーソンと後トーションビームの組み合わせ。垂直方向の動きはよくコントロールされているが、車高が高く、側面も平らで長いため、高速コーナーでのボディロールは大きい。乗り心地は概ね柔らかいが、くぼみが点在するような道では不快感がある。

2018年のアイゴのアップデートでは、標準装備の充実にも力が注がれている。もっとも大きな変化は新しい7.0インチのタッチスクリーン式インフォテインメントシステムだろう(X-Playグレード以上で標準)。これにはDABラジオやブルートゥース接続機能、リアビューカメラも含まれる。グレードによってはApple CarPlayやAndroid Auto、衛星ナビも選択可能だ。

われわれとしては、Apple CarPlay/Android Autoが使用できるようになるオプションを勧めておきたい。これらのOSはアイゴ標準のソフトウェアよりもずっと使いやすいのだ。

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