世界初 日産の高成形性980MPa級超ハイテン材 なにがスゴイ?

公開 : 2018.06.19 07:10

ハイテン材が、第2世代に進化したのをご存知ですか? 日産が北米で販売するインフィニティQX50に、「高成形性980MPa超ハイテン材」が世界で初めて適用されました。今後採用を拡大すると日産は話しています。

980MPa級超ハイテン材とは?

日産は、新日鐵住金株式会社と共同開発した、世界初となる高成形性980MPa級超ハイテン材(冷間プレス用超高張力鋼板)について、採用を拡大すると発表した。

高成形性980MPa超ハイテン材は、第2世代ハイテン材であり、自動車用鋼板として多く使用されている従来の590MPaハイテン材に近いプレス成形性や衝突時のエネルギー吸収性能を持ちながら、引張強度980MPa以上の高い強度を両立したもの。

そのため、従来プレス成形が困難であった複雑形状部品や、衝突時に乗員を保護するためにエネルギー吸収の役割を担う部品への適用ができるようになった。

こうした超ハイテン材の採用部品を拡大することで、車体の軽量化をさらに推し進めることが期待されている。

そして、この素材がまず初めに採用されたのが、インフィニティQX50なのである。
 

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