テスラ、欧州ギガファクトリーの場所を示唆 ドイツ/フランス国境付近か

公開 : 2018.06.20 17:10

生産能力拡大が急務

テスラはプリュムの施設を工場建設の拠点と位置づけている。テスラは施設拡大にともない2年以内にプリュムでおよそ1000の新たな雇用が生まれると発表していた。プリュムで開発された生産設備はカリフォルニア州フリーモントの工場でも使われることになる。

テスラは規模の経済による恩恵で車両の生産コストを下げることを期待しており、これが車両価格の値下げにも繋がるだろう。テスラは現在モデル3の生産遅延問題を抱えているが、フリーモントに3つめの暫定的な生産ラインを設けたことにより改善のきざしがみられている。

テスラはモデル3やモデルY、それに生産予定のハッチバック車などの比較的安価な車両を大量生産する必要がある。テスラは以前グローマンのオートメーション技術について「規模の経済の恩恵を受けるため必要不可欠」としていた。

ブルームバーグの報道によれば、グローマンはテレコミュニケーション、消費家電、バイオテクノロジーなどにも強いという。同社は欧州、北米、南アフリカ、オーストラリア、それにアジア市場でもプレゼンスを持っている。これはビジネス拡大を図るテスラの興味を引くものだったのだろう。

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