Cセグメント比較試乗 メルセデスAクラス vs アウディA3 vs BMW 1シリーズ

公開 : 2018.06.30 10:10

努力した分だけ、得られる成果。アウディA3やBMW 1シリーズよりも頭ひとつ抜けた仕上がりを目指したメルセデス・ベンツAクラスですが、Cセグメントでのベストといえるのでしょうか。ディーゼルエンジン搭載のプレミアム・ハッチバックの三つ巴の戦いにジャッジを下します。

もくじ

A評価のAクラス
初代からはすっかり宗旨変えの4代目
コンパクトカーらしからぬインテリア
好勝負のアウディA3
期待はずれの1シリーズ
キャラクター性豊かなハンドリング
驚きに溢れるも、一歩及ばぬAクラス
アウディA3スポーツバック1.6TDI ブラックエディションのスペック
メルセデス・ベンツA180d AMGラインのスペック
BMW 116d Mスポーツ5ドアのスペック

A評価のAクラス

確かなコンセプトによって生まれた新しいAクラスを表現する、Aで始まる言葉を詳しく記すには、数ページは必要になりそうだ。読者の中には、メルセデスの小さなハッチバックに対しては、これといった印象を持たないひとも多いかもしれないけれど。

敏捷性(Alacritous)、先進性(Advanced)、完成度(Accomplished)。 数日間、数百キロをドライブして、こんな言葉がわたしの頭に浮かんだ。

AUTOCARでは、Aクラスに関しては2度ほど記事を書いているが、レポートする際にこれらのワードが表現に含まれていただろうか。また、このプレミアム・ハッチバックを評価するために比較しなければならない、アウディA3スポーツバックとBMW1シリーズを試乗する機会も、もちろん何度かあった。

これまで書いてきたレビューを見返してみなければ。それほど優れた印象だったのだ。

高い人気が見込まれる低燃費ディーゼルのA180dが巻き起こした、3メーカーによる三つ巴の戦い。これまでの流れを振り返ると、今回の新しいAクラスほど、野心的(Ambitious)で積極的(Assertive)な「A」はなかったように思う。しかも、これまでのAMGモデルを持ってしても、ここまで機敏(Agile)なクルマではなかった。

これらすべての言葉が、本当に新しいメルセデス・ベンツAクラスにふさわしい表現なのか、疑問に思うかもしれない。

英単語辞典はこのくらいにして、クルマを見ていこう。

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