長期テスト アルファ・ロメオ・ジュリア(4) 不具合は解決 万能さに感心

公開 : 2018.06.28 18:20

信頼できるハンドリング 不具合も解消

ジュリアに乗っていて飛ばしたくなってしまうもうひとつの理由は、ハンドリングに信頼が持てることだ。ジュリアでワインディングロードを攻めるのは非常に楽しめるが、ついつい熱が入りすぎてしまうことには注意したい。

以前お伝えしたトラブルでメーカーの点検を受けてからは、これといった問題は発生していない。エンジンがリンプモードに入ってしまった件は、ターボのオーバーブーストバルブに問題があったようだ。これは保証の適用により両バンクともに交換された。アラームの感度も下げられ、「盗難未遂がありました」との警告からも解放された。

ジュリアが戻ってきて最初の週末には、ロンドンを出てオックスフォードシャーに新しいバイクを見にいった。その道すがら、アダプティブダンパーの仕事ぶりには感心させられた。バンピーな田舎道を通り、ウェスト・サセックスのわたし好みのB級路を抜けてパブで日曜のランチを楽しんだ。ジュリア以上にこんな旅に向いたクルマはそうそう思いつかない。

翌週末には、編集部員のマーク・ティショーがジュリアに乗ってブランズ・ハッチのスーパーバイクレースを観戦しに行った。彼は戻ってきて、マクラーレン570Sに乗って以来もっとも万能で特別なフィーリングのクルマだと評価した。彼と彼のフィアンセはスポーティさと快適性を兼ね備えたスパルコ製シートも気に入ったようだ。

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