英BMW、EU離脱後も工場閉鎖なし

公開 : 2018.06.28 18:50

英国のEU離脱による影響を回避するため、BMWが英国での生産を終了するかもしれないという報道が流れました。しかし、BMW UKの社長はこのうわさを否定し、今後も生産を続ける考えを示しました。現在英国ではミニとロールス・ロイスが生産されています。

もくじ

英国工場閉鎖の可能性を否定
英国自動車産業への影響は大きい

英国工場閉鎖の可能性を否定

BMW UKのイアン・ロバートソンCEOは、BMWが英国のEU離脱後も英国内での生産を続けることを明らかにしたとロイターが報じた。

これはブレクジット後に英国内の工場が影響を受ける恐れがあることから、BMWが英国での生産をとりやめる可能性があるとの観測に対して発表されたものだ。ロバートソンはそれが勘違いであるとして否定した。

EU離脱による不確実性を避けるため、BMWが英国から撤退する可能性について問われると、ロバートソンは「いいえ。それはありません」と返答した。

今週前半、フィナンシャル・タイムズ紙はBMWの通関マネージャーであるステファン・フレイスマスのコメントを掲載した。「われわれはいつも通りあらゆる可能性に対応できるよう検討を続けています。しかし、われわれのサプライチェーンが通関できないようであれば、英国で生産を続けることはできません」と彼は述べていた。

ロバートソンによれば、彼のこの発言は供給の遅延が英国工場での生産の遅れにつながるという意味だとのことだ。

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