ボルボ モビリティブランド「M」を設立 VWの「モイア」に対抗

公開 : 2018.07.05 17:10

クルマ社会の変化に適応するため

「個人によるクルマの所有はなくなることはないでしょう。しかし、自動車メーカーとして生き残るためには時代の変化に適応する必要があります」とホーカン・サミュエルソンCEOは語る。「われわれにはホームとなる市場で実績あるビジネスモデルがあり、これを世界に拡大していきます」

以前ボルボUSAにおいて製品、マーケティング、コミュニケーションを担当する副社長であったボディル・エリクソンがMを率いることになる。ボルボはMやケア・バイ・ボルボだけが唯一の道だとは考えておらず、「幅広いオンデマンドなモビリティソリューション」を検討中だとのことだ。

Mはクルマ所有率低下に対するボルボの最新の回答だ。ボルボはXC40を使い、ケア・バイ・ボルボというサービスを開始している。これはドライバーがメンテナンス、保険や他の維持費を含むサブスクリプション契約によりクルマを使用することができるものだ。ボルボは2022年までに20%を、2025年までに50%をサブスクリプション型販売とする目標を掲げている。

フォルクスワーゲンはすでにモイアというモビリティブランドを設立しているほか、その他のライバルたちも同様のサービスを開始している。モイアとはことなり、Mは自動運転化は目指しておらず、販売方式の変更にのみ焦点を当てている。最近では、ジャガーランドローバーも「カープ」というサブスクリプションサービスを開始した。

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