ロードテスト メルセデス・ベンツAクラス ★★★★★★★★☆☆

公開 : 2018.08.19 10:10

 

はじめに ▶ 意匠と技術 ▶ 内装 ▶ 走り ▶ 乗り味 ▶ 購入と維持 ▶ スペック ▶ 結論

使い勝手 ★★★★★★★★★☆

4代目となるAクラスは、MBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)と銘打ったタッチパネル式インフォテイメントシステムの新型を搭載し、2面の7.0インチのディスプレイを標準装備する。一方はメーターパネルとして、もう一方はナビゲーションやオーディオなどの操作や表示に使われるものだ。ただし今回のテスト車は、1395ポンド(約20.9万円)のエグゼクティブパッケージが追加され、メディア用ディスプレイが10.25インチに拡大されている。

システムは上出来。グラフィックのクオリティは申し分なく、入力への反応はなめらかだ。

また、MBUXはセンターコンソールに据え付けられた新たなタッチパッドで操作できる。この手の装備は使い方のややこしいものも多いが、これは操作法を把握すれば簡単に使える。音声操作もおおむね良好に機能した。

唯一気になったのは、スタンダードなUSBソケットがないこと。設置されているのはUSB-Cタイプのソケットで、対応するケーブルを持っていないと使えないのだ。

視界

視認性は先代から飛躍的に改善された。Aピラーが細く、スカットルは低くすっきりとして感じられる。

燈火類

LEDハイパフォーマンス・ヘッドライトは素晴らしい照射距離と範囲をもたらしてくれるが、アダプティブ制御は備わらない。

ステアリングとペダル

ステアリングコラムのアジャスト性は良好で、快適なポジションを容易に得られる。ペダル配置にも不満はない。

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