ロードテスト フォルクスワーゲン・ポロ ★★★★★★★★★☆

公開 : 2018.08.18 10:10

 

はじめに ▶ 意匠と技術 ▶ 走り ▶ 使い勝手 ▶ 乗り味 ▶ 購入と維持 ▶ スペック ▶ 結論

内装 ★★★★★★★★★☆

内装のデザインは、驚きや興奮を誘う類いにならないよう十分に配慮されている。しかし、堅牢な造りや装備の充実ぶり、そしてそこで過ごすことに喜びを見いだせるコンパクトカーであることに疑問の余地はない。おそらくフォルクスワーゲン・グループの商品がそうあることを期待される通り、全てはソリッドに組み上げられ、仕上がりに手抜きはなく、ガタなどないように感じられる。触れてみても、ビビりや軋み、しなりなどは全くない。ドイツ車らしい品質感は、このクラスのいかなるクルマにも勝るもので、プレミアムモデルに匹敵する箇所も見いだせる。

このクラスの常として、ドアの内張りやキャビンの低い場所には堅いプラスティックが使われているが、表面にはシボ加工が施され、キャビンの質感のオーラを損なうことはない。一方でダッシュボード上面のソフトなプラスティックは、手触りに感じるクオリティを多少高めている。テスト車の装飾パネルは標準仕様のライムストーン・グレーだったが、オプションのカラーパッケージとして数色が用意される。エネルギッシュ・オレンジのような鮮やかな色合いを選べば、室内のヴィジュアルはかなり違って見えるだろう。キャビンのパーソナライゼーション要素としては、グレードごとに異なるシート表皮なども用意される。

スペース面は、このクラスとしては出来過ぎだ。前席のヘッドルームは十分にある。後席は、あまりに長身の乗員では頭上も足元も窮屈だが、180cm程度の身長ならほとんど不満を感じずに済むだろう。子供が3人いてもなんら問題ない、と言いたいが、それはあくまでジュニアシートを使う場合のこと。チャイルドシートのISOFIXアンカーは、左右にしか備わらない。

荷室容量は、後席使用時にフロアを最も低くした状態で355ℓ。これはクラストップのセアト・イビザと同等で、フィエスタよりは62ℓ多い。後席をたためば、1125ℓまで拡大できる。すなわち、ポロはセグメント内でひとりずば抜けているわけではないが、これ以上もクルマも望めない。

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