新型アストン マーティン・ヴァンテージ AMG製V8に初のMT設定へ

公開 : 2018.07.23 11:40

クルマ好きへのアピール V12は期待薄

MT仕様を選択する場合、クラッチペダルとシフトレバーの操作時間を考えると直線でのパフォーマンスが若干低下することはやむを得ない。したがって、AT仕様の3.5秒という0-100km/h加速よりもコンマ数秒遅くなるだろう。また、ギアが1段少ないため314km/hの最高速度は若干低下する可能性もあるが、ギア比にもよるため不明だ。

実際の売り上げはATよりもはるかに少ないだろうが、アストンがヴァンテージのラインナップ中にMTを残したことはクルマ好きたちへの強力なアピールとなるだろう。年々厳しくなる排出ガス規制への対応においても、ATが有利なのは明らかだ。

先代ヴァンテージにおいて、マニュアル・ギアボックスはV12ヴァンテージSなどのトップモデルにも搭載され、重要な立ち位置を占めていた。しかし、今回のヴァンテージにV12が設定される可能性は低いだろう。

パーマーは昨年AUTOCARに対し、ヴァンテージへのV12搭載は「技術的には可能」としていた。エンジンベイは「DB11と同じように設計されているため、搭載位置は用意されている」とのことだ。しかし、現時点ではアストン内製の5.2ℓV12の重量を考えると、搭載の可能性は低いと見られている。

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