フェラーリの290MM 24億8657万円で落札

公開 : 2018.12.25 06:10  更新 : 2020.12.08 18:08

スクーデリア・フェラーリのワークスカーとして3台が作られた290MM。RMサザビーズに出品され、24億8657万円という2018年を締め括るに相応しい額で落札されました。

text & photo:Kazuhide Ueno(上野和秀) photo:RM Sotheby’s/Remi Dargege

スクーデリア・フェラーリの290MMが登場

12月8日に開かれたRMサザビーズ・ピーターセン・オートモーティブ・ミュージアム・オークションの主役となったのがフェラーリ290MMだった。860モンツァをベースにV12 SOHC 3490ccのティーポ136エンジンを搭載したファクトリーカーとして、1957年にS/N:0616、0626、0628の3台が製作された。

いずれもワークスカーとして当時のトップドライバーにステアリングを託し、世界スポーツカー選手権で活躍。今回出品されたS/N:0628は、ブエノスアイレス1000kmでアルフォンソ・ポルタゴ、ウルフガング・フォン・トリップス、ピーター・コリンズらが乗り総合3位でチェッカーを受けたヒストリーを持つ。

余談だが860モンツァ時代には1956年のミッレ・ミリアでピーター・コリンズと著名なレース写真家であるルイス・クレマンタスキーが組んで参加し、総合2位を勝ち取るとともに、この時に数多くの名作が撮影されている。

1957年8月にアメリカのプライベーターに放出されるが、12月のナッソー・メモリアル・トロフィではスターリング・モスが乗り見事優勝を果たす。

それから1960年代初頭まで現役で活躍を続け、その後はコレクターのガレージに収まった。前オーナーがコレクションに加えたのは2011年のことである。